【DXM】デュエルエクスマキナ(DUELS X MACHINA)公式情報ポータル

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Ep16:戦乱①

「ギルガメシュ! エンキドゥ! 返事をしろ!」

しかし、その声に応える者はいない。
複数の機械に囲まれながらひとり立つイシュタルは、それでも返事を待ち続ける。

それはあまりに突然の出来事だった。

数刻前に悪魔の襲撃を退け疲弊したウルクの街を、機械の集団が襲ってきたのだ。

奇襲を前に、次々と倒されていくウルクの兵たち。
残されたのはイシュタルただひとりだった。

「くそ、ここまでか…」

諦めかけたその時、イシュタルの身体が光り輝いた。

「この光は何だ…? 力が…マナが身体から溢れてくる…これなら、いける!」

それはエクス・マキナによって、神・天使たちに与えられた「覚醒」の力だった。



「ひどい有様だな、全滅か」

撃退に成功するも負傷し、うずくまるイシュタルの前にひとりの女性が立っていた。

「アンタ…セクメト…か?」

見た目こそ違っていたが、そこに立つ女性の声は、イシュタルの知る連邦士官のものだった。

「そうだ。先ほど急に力が流れ込み、この姿になったのだ。お前も力を得たようだが…肉体には影響がなかったようだな」

少し考え、セクメトは続ける。
「なるほど、この力の影響は個体差があるのか。お前は死ななかっただけ運が良かった方だろう」

「どういうこと…だ?」

「共に来たホルスは、影響に耐えきれずに死んだからな」



「ルクソールにも異常な機械が現れている。私とホルスは、その救援要請をするためここに来たのだ」

「なんてことだ…とにかく…ルクソールに…」

「ああ、その必要はない」
セクメトはそう言うと、手の杖を大きく持ち上げた。

「ぐあぁぁぁぁっ!」
イシュタルの胸を、セクメトの持つ杖が貫く。

「ぐあぉっ…なぜ…こん…な……」

「我はこの力を我のために使う。我が復讐のために」
セクメトは押し付けるように杖を回し続けた。

やがて、杖に抗っていたイシュタルの腕が地面に落ちた。

「我が使命は復讐…我を救わなかったこの領域への…」
なおも杖を回しながら、セクメトは呟き続ける。

「決めたのだ、連邦士官となったあの時に…」



獅子たちよ、我が昇進の祝いに、少々話に付き合え。

我はな…この領域が嫌いだ。
身寄りもなく、惨めな暮らしをしていた我を救わなかったルクソールが。

たまたま神の力に目覚めたから拾われたものの、それがなければ、我はとうに野垂れ死んでいただろう。

だが…そこからこの地位にまで這い上がったのは、我の力だ…我だけの力だ!

神の力があるから取り立てられたなどと…くだらぬことを言う輩どもめ…失せろ…死ね…死ねっ!

――連邦の恩恵が広まった今、かつての我のような惨めな姿をする者は見なくなった。

我もそのために尽力してきた。
だが…晴れぬのだ…我が内に渦巻く黒い影は。

我が望んでいたものは…こんなものではない。
我が使命は復讐…我を救わず、我を黒く染めたこの領域への…復讐…復讐なのだ!

カード紹介
「連邦士官 セクメト」は、苦しい境遇ながら力でのし上がってきた、ルクソールの連邦士官です。
覚醒の力と復讐心で暗く染まった「復讐神 セクメト」の過去の姿でもあります。
非常に高い戦闘力を持ちますが、自ターン開始と共に、全ての味方ユニットを自身諸共焼き払ってしまいます。
スペルカードを詠唱する事で彼女を鎮める事ができ、その際自らの効果で減ったHPも元に戻す事ができます。
アタッカーとして運用する場合、なるべく早く彼女を封印しましょう。
また、未来の自分同様、自ユニットを相手に譲渡するスキルによって、多大なデメリットを相手に押し付ける事ができます。
その場合、「連邦士官 セクメト」が強力なアタッカーとして相手の場に残ってしまうリスクや、スペルカードの効果で押し付けようとすると先に封印されてしまう点等に注意が必要です。


最終更新 :

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